医療的ケア児と行くディズニーランド

2021年11月 
当時5歳の医療的ケア(吸引・吸入、経管栄養など)のある娘と、初めてのディズニーランドに行ったときのおススメ情報など☆

入園から退園まで紹介していきます🌼

① 駐車場~入園まで
②『車いすとして使用しています』マーク
③ 現地で行った医療ケア
④ 同行者の食事や注入
⑤ 良かったこと・困ったこと・まとめ

①駐車場~入場まで
ディズニーランド・パーキング入口到着
ゲートでキャストに身障者手帳を提示し、
ディスアビリティ区画( 障者用駐車スペース )へ案内された後、入園前の保安検査(荷物検査)の列に並びます。
※HPによると手帳などの提示は特に求められるものではなく、ゲートでキャストの方に相談し、いくつか質問を受けた後案内されるとのこと。

この保安検査の列がとても長く、「一番並ぶ場所」とキャストが言っていたほど…
そして例外なくこの保安検査には全員並んで通らなければなりません。
車いすの方、福祉バギーの方なども、アトラクションのように
他の場所で待機し検査時に合流することもできません…(涙)

入園前に要確認!!
2022年10月13日~1月31日入園分
「イベントワクワク割対象パスポート」で入園される方は、
荷物検査終了後入園ゲート前で、新型コロナワクチン3回目以上の接種証明書等をランダムに求められることがあります。
証明書を忘れると、長い保安検査を終えたのに駐車場に逆戻り…
再度、保安検査に並びなおさなくてはいけないので気をつけてください🍂
→家族は代表者1名だけが取りに行けばOKだけど、
 接種証明等のない同行者もゲート前で待つだけなので忘れないでください✊
 (証明はコピー、写真、スマホ画面、アプリでもOKとのこと) 

②無事に入園!!
入園してまず向かった先は【ベビーカー&車いすレンタル】
ゲートを通過しすぐ右側にあります。
目的はレンタルではなく『車いすとして使用しています』タグと、『迷子』マークをもらうこと(2歳弟用)

※ちなみに、車でパーキング入り口に到着してから入園まで約1時間ほどかかりました。

タグは見えやすいところに貼ってね!

『車いすとして使用しています』タグをつけていると、アトラクションの利用や、ショー鑑賞エリアなどで車いす利用の方と同様に対応してもらうことができます。レンタル以外に、メインストリート・ハウスや
各アトラクションでも配布しているようです。

迷子マークは当日園内で連絡のつく電話番号と名前が
記載できるようになっていて、迷子になってしまったときにキャストの方がシールを剥がすと見ることができる仕組みです。背中などはがれにくい場所に貼っておくと安心です🌼

③現地で行った医療ケア
お昼の注入準備・オムツ交換・吸入のため
トゥーンタウンのベビーセンター

シンク、食器洗剤、電子レンジ、お湯、テーブル席、オムツ交換台、授乳室があり、
離乳食やオムツ交換、授乳、注入準備等をすることができます。

吸入をするため、キャストに、吸入をする場所と電源が必要な旨を相談。吸入に関しては、本来、医療ケアなどを行う場合に利用する中央救護室を案内されるだろうと思っていたところ、授乳室のスペースとコンセントを使用させていただけることに。
その時に授乳室を利用されている方がいなかったのも幸いでした。

ランド内はコロナ禍で入場制限があったものの人が多く、バギーを押しての移動はとても大変だったので、その時できる限りの配慮とサポートをしてくれるこの対応が、ディズニーランドに行った中で一番ありがたかったものでした。

※必ず同じ対応をしていただけるとは限りませんが、その場にいるキャストの方に相談されることを強くお勧めします。
※ホームページ よくある質問により、「日常的なケアを希望する方向けのスペース(中央救護室以外)は2019年3月31日をもってクローズしました」とありました。

⑤注入と同行者の食事 
【昼食】トゥモローランド・テラス
席数が多く、バギーで入って、吸引したりしても気にならない広さ。
しっかり休息が取れました☆

【夕食・注入】れすとらん北斎
エレベーターもあり少し狭いところはありましたが、バギーでも問題なく入れました。
母は娘のオムツ交換・注入準備をしてから食事をしました。

⑥良かったこと・困ったこと・まとめ
■良かったこと
・あまり待ち時間なく最短ルートでアトラクション案内していただけたこと。当時コロナ禍で入場者を制限していたこともあり、ウエスタンリバー鉄道以外は待ち時間なくすぐアトラクションに案内してもらえました。
通常はアトラクションごとに待ち時間をどこかで待機して時間に乗り場に戻るというシステムのようです。
(当日の状況によって多少変わるのかなと思います)
・絶対乗りたいor乗れたら乗りたいアトラクションや、食事、買い物などをリストアップしていたため移動がスムーズにできたと思います*

■困ったこと・改善点
注入
なるべく持ち物を減らすためにベビーセンターのお湯を使ったりしましたが、
水筒に熱いお湯を入れて持っていくか、レストラン等で食事をとる場合、
そこでお湯をもらえるか相談したりすれば、わざわざ場所を移動する必要がないかもしれないなと思いました。
注入物品は使い捨てにもできるよう、新品を持っていくよりある程度使用済みのシリンジや注入バッグを持っていくと
洗浄や消毒不要になって時短だと思います。
吸入
コンセント式のネブライザしか持っておらず(しかも大きくてかさばる💦)
ベビーセンターや救護室等の施設に吸入のために移動することが難しく、夕方分の吸入ができませんでした。
→後日、1日4回吸入が必要な娘のため、充電式のネブライザを自費で購入しました!

・スケジュールを立てていったものの想定の3倍は時間がかかったこと。
(特に移動しながらできなかったお昼の注入準備、オムツ交換、吸入にとても時間がかかり、すべて母一人で担ったので疲れました💦)

♡まとめ♡
必要な医療ケア、体の状態によって、楽しみ方はそれぞれになると思いますが、
日本どこを探してもこれだけ素晴らしいホスピタリティとケアに困らないストレスフリーは場所はないなという発見と、
これが普通になる日が早くくるといいな思いました*
医療ケアに使う物品の忘れ物だけはしないように気を付けて楽しんでいってきてください♡

このページを全てご覧いただくにはメンバーログインが必要です。
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

この記事を書いた人

関東出身・在住。
特別支援学校が大っ好きな医療的ケア児の娘(2016年)と息子(2019年)と夫の4人家族*
*娘について
頭蓋骨縫合早期癒合症のなかの
"ファイファー症候群2型”。
気管切開(3歳で声門閉鎖)、経口胃管栄養、夜間人工呼吸器、吸入(1日4回)、カフアシスト、両耳外耳道閉鎖、側弯、てんかん、VPシャント、オンマヤリザーバ、気管内肉芽腫レーザー焼灼等
*ママについて
昔からないものを作るのが好きで、気の向くままに医ケアっ子ファミリー向けのLINEスタンプや絵文字、気切バンドから始めたミシンで医ケアグッズやリメイク服などを作ったりしています。
かわいくて気分のあがる医ケアグッズを作って必要な方に届けることが目標です..♡

目次
閉じる